勉強をどのように思って取り組んでいますか。

こんにちは!

円アカの見上です!

 

いきなりですが、少し前に放送されていた「イチケイのカラス」というドラマ番組をみなさんは知っていますか?

そのドラマの中で登場した「3人のレンガ職人」の話を今回は紹介したいと思います。

この話はこのようになっています。

 

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、3人の男達が道の脇でレンガを積んでいた。

旅人は「ここでいったい何をしているのですか?」と男たちに尋ねた。

 

1人目の男は

「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり」

と辛そうに答えた

 

2人目の男は

「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べいくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ」

と、一生懸命にレンガを積みながら答えた。

 

3人目の男は

「ああ、俺達のことかい?俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」

「大変ですね」

旅人はいたわりの言葉をかけた。

「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!素晴らしいだろう!」

別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積みながら答えた。

 

ドラマではこの3人の男たちの10年後から、どの回答が正解なのかが明白であるという話になっています。
では10年後はどうかというと

 

 1人目は、

10年前と同じように文句をいいながらレンガを積んでいました。

 

 2人目は、

レンガ積よりお金の良い仕事に就きましたが、(危険を伴う)教会の屋根の上で仕事をしていました。

 

 3人目は、

建築現場の施工管理者として施工を任されるようになり、のちに出来上がった大聖堂には彼の名前が付けられたということです。 

 

となります。

ドラマの中では、3人目が答えになるように作られているので、2人目にマイナス要素が入っていますが、(   )のマイナス部分はないものとしてお話をしたいと思います。

 

まず3人ともに共通しているのは「同じレンガ積みをしている」ということです。

ですが、レンガ積みをしていることに対して、どのように捉えているかがまったく違います。

この話、まさしく「勉強にも通じる話」です。

 

1人目を勉強に置き換えると、嫌々勉強をさせられていたり、勉強をするのが嫌な状態です。

 

2人目を勉強に置き換えると、将来に明確な目標はなくても勉強という努力をすれば、「未来の自分に得する選択肢が待っている」ことがわかっている状態です。

 

3人目を勉強に置き換えると、将来に明確な目標があり、高い志を持って日常生活の一部として勉強に取り組んでいる状態です。

 

皆さんはどうでしたか?

どの人に該当しそうですか?

 

札幌公立TOP5校に進学し「一定の成功を収めたい」と仮定をすると、最低でも「2人目の志」はなければいけないだろうなと思います。

そして、円アカ生に講師としていつも伝えているのも「2人目の志」です。

もちろん3人目が理想ではありますが、3人目の志は言ってもわかるものではなく、「自分自身でなければ気づけない」ことです。

 

一例ですが、東進ハイスクールの現代文講師の林 修 先生が、教育とは「教え育てる」ではなく「教え育つ」ことだということを、テレビなどでよく言っています。

「やらせる勉強には限界がある」ということです。

 

林先生が、授業で受け持っているのは、東大・京大レベルの生徒たちが受講する授業がメインになっていますが、そのレベルの生徒たちを見ていて思うことなのだろうなと思います。

つまり、上の学力にいけばいくほど、学力はもちろん大切ですが、「心の本音がどこにあるのか」も非常に重要になってくるということです。

 

トップクラスの円アカ生を見ていても、「駿台中学生テスト」や「コアマスター」を受験したり、使用したりしている姿を見ていると、林先生と同じようなことを思います。

 

やらせるだけでは出来るようにはならないなと・・・。

札幌公立TOP5校に進学し「一定の成功を収めたい」と仮定をすると、やはり「勉強する本人の心の本音」は非常に重要です。

 

道コン、定期テストレベルだとこれらの志はあまり目立ちません。

目立たないので、だいたいの中学生は気付いていない人がほとんどです。

道コン、定期テストレベルで満足している人は、「札幌公立TOP5校に進学し一定の成功を収める」という視点からいくと、残念ながら「1人目の志」になっている人が多いのではないでしょうか。

 

毎年、向陵中学校から約100名の生徒が札幌公立TOP5校に進学します。

札幌公立TOP5校に進学を目標にしている向陵生、キミたちの「心の本音」、「志」はどこにありますか。

最低でも「2人目の志」は持っていたいですね。

札幌公立TOP5校にどうせ進学するなら、進学後に一定の成功を収めるために、難しい勉強に対して「向上心」を持って取り組みたいですね。