札幌公立TOP5校と北嶺中・高から難関国立9大にどのくらいの割合で現役合格しているの?

こんにちは!円アカです!

早速ですが、下記の表をご覧ください。

札幌南高・札幌北高で約40%、北嶺中・高で約30%、札幌西高・札幌東高で約20%、札幌市立旭丘高で約10%。これが難関国立9大の現役での合格率です。これらの高校の毎年の大学の合格実績は大きくは変わりません。つまり、これらの大学が志望大学である場合、札幌公立TOP5校や北嶺中・高に進学後、この割合の中の学年順位に入らなければなりません。

 

ある学習塾のブログで、東西南北に進学した生徒が高校の同級生に対して劣等感を抱く内容のことを書いているのを読んだことがありますが、そんなの当たり前ではないでしょうか。

詳細は円アカの過去のブログをご覧になっていただければと思いますが、札幌公立TOP5校(特に東西南北)や北嶺中・高は、北海道にそれより上の学校は存在しません。

札幌南高を一例に挙げるならば、4月に進学してきた約320名は4月のスタート時点で4~5校に分けられるだけの偏差値の幅を持って進学してきています。高校入試で札幌南高よりもっと上の高校が札幌市内に存在すれば、本来ならば札幌南に進学してこない中学生が相当数混ざっているということです。

各地区のNo.1の高校である、札幌北・札幌西・札幌東も同じことが言えます。横一線のスタートではなく、見えない偏差値の差が4月に入学した時点ですでに存在している可能性が非常に高いということです。ここから何が言えるのか、それは小学生・中学生までで難関大学を目指せる学力の層に自分自身を高めて、札幌公立TOP5校や北嶺中・高に進学をすること。これが重要なことと言えます。

 

円アカでは、高校は「途中経過」で「ゴールではない」とよくお話をさせていただきます。それは小学生、中学生が大人になり社会に出たときに評価されるのが「高校ではなく大学である」からです。では、難関国立9大が就職活動のときにどのように関係してくるかを見てみましょう。以下の表をご覧ください。

黄色で色が付いているところが難関国立9大です。どの年度も1~20位の中で半分程度は色が付いています。そして、色がついていない大学でも「偏差値60もしくはそれ以上の大学」が相当数ランクインしており、ここからも上位の大学に進学することが「就職活動のときに自分自身の選択肢を広げていく」ことに繋がることがわかるのではないでしょうか。また、以下をご覧ください。

これは、「価値ある大学 2022-2023 就職力ランキング(日経HR)」の一部抜粋ですが、ここからも高校ではなく大学が非常に重要であることがわかります(この本は非常に面白いので、気になった方は是非購入して読んでみてください)。民間企業に就職ではなく、医者を目指している人もいると思います。確かに医学部にさえ行ければ学校の名前は関係ないのかもしれません。でも、それって本当でしょうか。患者の立場からすると、その医者の出身大学しか情報がなかったら、少しでも上の大学の出身の医者に診てもらいたいと思うのが自然に起こる気持ちではないかと思います。大学の名前は、職業に関係なく、「相手に与える安心材料」として非常に重要な役割を果たすとともに、「学生時代の内申点(通知表)」と言えるのではないでしょうか。

 

小学生・中学生の皆さん、今この時期ならば様々な選択肢があります。どうせやるなら向上心を持って、しかるべき時期が来た時に自分自身が困らないように勉強を進めておきたいですね。