「成功は必ず人の強みによって生み出される」

お久しぶりです!円アカです!

早速ですが、題名の言葉は戦略家・マーケターの森岡毅さんの言葉です。この人は、当時、窮地にあったUSJをV字回復をさせた人で有名で、ご存知の方もいると思います。また、右記の文は小4の国語の塾内テストの過去問で、俵万智さんの「運動会」という作品の抜粋です。この2つの考え方は、進路決定において非常に重要な視点で、今回はこのお話をしたいと思います。

 

人間には「向き・不向き」が必ずあります。「右に倣え」で進路を決定し、その学校に進学した後に「自分には不向きだった」と気付いたとしても、「時すでに遅し」である可能性が高いです。(ただ人間はやってみないとわからないこともたくさんあるので難しいところではありますが・・・。)

 

しかし、小学生・中学生までで、ある程度の「自分の向き・不向き」の判断材料は真剣に取り組みさえすれば見えてくるものはたくさんあります。森岡さんの先ほどの言葉は、「苦しかったときの話をしようか」という本から抜粋しましたが、その本の中で、「答えは一人一人が自分で出さねばならないが、自分の将来や仕事のことを考える際の「考え方(フレームワーク)」は知っておいた方が良いのは間違いない。」と言っています。まさしく勉強でも同じことが言えます。

俵万智「運動会」より

例えば、道コンなどの公立高校入試レベルや定期テストレベルの標準的な問題で安定して90%くらいの得点をし、さらに駿台中学生テストや合判模試で一定の成績を取るための応用問題・発展問題を出来るようにするための努力が嫌ではない。こういう人は、札幌公立TOP5校、特に東西南北に向いていると思います。これらの学校は大学入試でも旧帝国大学レベルを想定し、日常の授業で取り扱うのも応用問題・発展問題がほとんどで、授業のスピードも速いです。小学生・中学生までで取り組めている人は、三つ子の魂百までのように高校生になっても、よほどのことがない限り継続していける可能性が高いと思います。

 

ですが、標準問題がいくら出来ても、応用・発展問題を取り組むのが厳しい人はその逆が言えます。札幌公立TOP5校、特に東西南北でない方が、自分の力を活かせる可能性が高いということです。

 

このように自分の適性を見極めなければなりません。進路を選ぶ時期になったときに、どうせなら「自分の強み」を活かせる進路を選びたいですね。ただ「自分の向き・不向き」を知るためには、「面倒くさい・やりたくないの気持ち」で勉強に取り組んでもなかなか見えてきません。

 

まずは「右に倣え」を卒業して、自分自身のために目の前の勉強に向上心を持って全力で頑張る必要があります。あくまで教えてきた生徒たちの中でですが、札幌公立TOP5校などの進学校に進学し、一定の成果を出していた生徒たちの中で、勉強をするのは好きかどうかはわかりませんが、嫌な人は誰もいませんでした。

 

高校受験で志望高校を決めるときに、まずはその観点から自分自身に問いてみると良いかもしれませんね。その上で学校見学をして志望高校を決定していくと次に繋がっていきます。