漢字検定のすすめ

 こんにちは!円アカです!

 

 皆さんは漢字をどのように勉強していますか。今日は漢字検定を受験するメリットについてお話をしたいと思います。皆さんは、漢字検定の実際の問題を見たことがありますか。漢検の出題内容は、英検のように選択問題が多数を占めるような出題内容ではなく、多岐にわたっています。「漢字の読み・書取」の一般的な出題内容以外にも、「部首・部首名」、「筆順・画数」、「熟語」、「誤字訂正」など様々な形式で出題されます。漢検に合格をしようと思うと、漢字をいろいろな視点から勉強をしなければならないので、漢字を正しく覚えることが出来ます。国語力は全ての教科の土台で、漢字はその国語力を支える基本です。つまり、漢字の習得は「基礎学力の向上」につながるということが言えます。

 

 全ての教科の中でも、特に「現代文の力」は「英語」に直結します。「英単語を覚えている」、「英文法もわかる」。でも、英文の和訳をすると「×」になる。これは、現代文の力が不足しているために、状況に合わせた日本語を書けないということが言えます。英語は、「大学のランクを決める」と言っても過言ではないほど重要な教科です。小学生の内から、現代文の力を少しでも付けるために、正しく漢字を勉強したいですね。また、漢字を「漢字の成り立ち」などまで深く勉強をしておくと、高校生になったときの「漢文」に非常に役に立ちます。

 

 「いつまでに何級を取るか」などの目標を持って取り組むと良いのではないでしょうか。個人的には、「小6までに3級を目標」に勉強すると、中学生になってから漢字で困ることもないですし、中学生になってからもう一度同じ内容の漢字を勉強するので復習になり、頭に定着しやすくなります。そして、中学生の間には「2級まで取得しておく」と、高校生になって、数学に勉強時間の大半が取られ始めるときにこのアドバンテージが発揮されます。一度勉強しているのとしていないのでは全然違うので、これを目標にぜひ漢字の勉強を頑張ってください。

 

 そして、漢検のお話をすると「英検はどうでしょうか?」という声が聞こえそうなので一応答えておきます。個人的には、小学生の早いうちからの取得はあまりお勧めはしていません(英語の勉強を小学生からしなくて良いという意味ではなく、英検を目的に英語の勉強をするのはあまりお勧めしませんという意味です)。

 

 その理由として、①英検に合格したからといって中学生・高校生の英語には通用するかどうかはまったくの別の話であること(英検は選択問題が多く「本当の実力」がわかりません)。②小学生から級をとってしまうと本人がそれ相応の実力があると錯覚をしてあまり良い影響がないこと。③受験においてアドバンテージになる主な場面は大学入試だが高校生のときのものしか活用できないこと。 の3つが主に挙げられます。英検を目的に英語の勉強をしている人で、良い結果になっている人を、あくまで個人的な経験・感想ですが、あまり見たことがありません。

 

 ただし、英検にあまり求め過ぎなければ受験しても良いと思います。例えば、①英語の勉強を始めるきっかけにする。②英語を出来るようにするというよりはまずは表現などに慣れるために勉強する。 などの目的であれば良いと思います。英検を取得したければ、まずはその目的を明確にして取り組むことをおすすめします。小学生の英語の授業がスタートして、中学生の定期テストの5教科の中で英語の難易度が一番上がりました。中学生に向けた英語に関しては、小学校5年生からは遅くても勉強をスタートすることをおすすめしています。